KAKEHASHI Tech Blog

カケハシのEngineer Teamによるブログです。

組織

カケハシらしさを作るための、「戦わない」という戦い方

カケハシ Advent Calendar 2025の25日目の記事になります。 こんにちは、カケハシでCTOをやっているゆのん(id:yunon_phys)です。 CTOになってから2年近く経ちますが、プロダクト開発で直面する全ての事象に真正面から向き合うことが難しいと感じる場面が多い…

みんなでマネジメント〜マネージャーがボトルネックにならない自己管理型チームの仕組みづくり

はじめに こんにちは、カケハシでHoE(Head of Engineer)をやっている小田中です。2023年10月に入社してから、はや2年。「日本の医療体験をしなやかにする」を実現するための濃密な日々は自分自身を大きく成長させてくれている、と日々実感しています。今年の…

カケハシ データ組織 2025年の振り返り

こちらの記事はカケハシ Advent Calendar 2025 の 23日目の記事です。 こんにちは。Data, AI領域でHead of Engineeringをしている鳥越です。 「師匠も走る師走」という言葉通り、私も最終営業日までバタバタと走り回る予感がしています。ただ、年末の最重要…

スクラムを利用した開発で見積もりを絶対値から相対値に変えたら、チームの議論が深まった話

こんにちは。認証・権限管理基盤チームでソフトウェアエンジニアをしている坂本です。 私たちのチームではスクラムを採用しており、毎週のスプリントプランニングではエンジニア全員でプランニングポーカーによる見積もりを実施しています。 今回の記事では…

カケハシでの発信活動が教えてくれた仕事の楽しさ

こんにちは、AI在庫管理のプロダクト開発をしているソフトウェアエンジニアの鳥海 (X: @toripeeeeee)です。 今まで発信活動もほとんど行っておらず、発信することに対して苦手意識もある私が、カケハシに入社してから発信活動を始めたところ、予想以上に仕事…

タスクの棚卸しをAIにやってもらいたい

こんにちは、カケハシのMusubi基盤開発チームでSREをしているmorityです。 これは、カケハシ Advent Calendar 2025 の10日目の記事です。 はじめに 当時の私は入社3ヶ月目で、既に作成されているチケットの背景や詳細をあまり知らない状態でした。Musubi基盤…

エンジニアがカンファレンスのブース対応をして良かったこと

こんにちは、AI在庫管理のプロダクト開発をしているソフトウェアエンジニアのもっち(X: @mottyzzz)です。 普段はプロダクトやシステムと向き合う日々を送るソフトウェアエンジニア(以下エンジニア)の皆さん、技術カンファレンスでブース対応と言われると、「…

2025年のカケハシSRE組織をふりかえる

こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2025 の 3日目の記事になります。 はじめに カケハシのSRE組織は、各プロダクトにEmbedded SREが入り、横断側のPlatform SREが全体最適を支える形で動いています。 参考資料: How SRE teams are organized, and ho…

VPoTとしての2025年。手を動かし続けていたい。

こんにちは、椎葉です。カケハシでVPoT(VP of Technology)をやってます。今年は自分にとって、これまで以上に挑戦の多い年でした。年初には自分がVPoTになるなんて全く想像もしていませんでした。この記事では自分にとっての2025年をふりかえってみようと…

CTOがEngineering Managerに期待する7つのこと

こんにちは、カケハシのCTOのゆのん(id:yunon_phys)です。カケハシではEngineering Manager(EM)に期待することを、特にリーダーシップとチームマネジメントの側面にフォーカスして言語化し、行動や言動に対して組織全体として一貫性のあるようにしています…

社内SREゼミ_信頼性向上編での参考資料

以下資料は先に実施したSREゼミ_信頼性向上編で利用したものです。Well Architected Frameworkの信頼性の柱、その補足資料として読み合わせに使ってください。 Well Architected Frameworkを読み解きながら、信頼性が高まる設計を学びます。 信頼性のほうが…

利用用途を広げるドキュメント設計で記載と管理を推進しよう(後編)

こんにちは。カケハシで開発ディレクターの笹尾です。 前編の方針を踏まえ、ここからは具体の記載方針と運用に踏み込みます。 はじめに ドキュメント設計はアーキテクチャ設計と同義です。求められるのは、スケールと複雑性に耐える持続可能な設計です。 最…

利用用途を広げるドキュメント設計で記載と管理を推進しよう(前編)

こんにちは。カケハシで開発ディレクターをしている笹尾です。 『Musubi AI在庫管理開発チーム』での取り組みを例に、ドキュメント設計の重要性と実装の流れを紹介します。 内容が多岐に渡るため、前編・後編の2回に分けて解説します。 はじめに 最初に強調…

フルリモートでのオンボーディングを成功させる「仕組み」と「対話」

はじめに こんにちは。Musubi機能開発チームでエンジニアをしている竹本です。 私はカケハシに入社して4ヶ月目ですが、すでにMusubiの依存ライブラリをいくつかアップデートしたり、 チーム横串の開発プロセス改善活動のリードとして活動させてもらえたりと…

医療システムだからこそ、徹底的に。カケハシの開発現場における生成AI活用の現在地

生成AI研究開発チームのainoyaです。 カケハシでは、今年5月に、社内で「生成AI活用研究会」を発足し、業務における生成AI活用を推進してきました。 薬局DXをリードするカケハシは社内で生成AIをどのように活用しているのか? - KAKEHASHI Tech Blog 今回は、…

『Musubi AI 在庫管理開発チームの品質向上ハンドブック』の PDF版を公開します

はじめに こんにちは。カケハシで開発ディレクターをしている笹尾です。 こちらの記事は『Musubi AI 在庫管理開発チームの品質向上ハンドブック』の PDF 版公開の記事となります。 (ダウンロードのリンクは記事の後半にあります) 今回公開するハンドブックは…

Findy Team Awards 受賞:プロセスを体感した感想と3年間の変遷

こんにちは。AI 在庫管理の開発チームで開発ディレクターをしている笹尾とソフトウェアエンジニアをしている鳥海です。 先日、AI 在庫管理開発チームとして、3 年連続で Findy Team+ Award を受賞するに至りました。 これにあたり、開発プロセスに関するPDF…

チームとプロジェクトの変化を受けてスクラムイベントを見直した話

はじめに こんにちは。認証・権限管理基盤チームでソフトウェアエンジニアをしている坂本です。 皆さんのチームでは、「昔はうまくいっていたはずの開発プロセスが、なぜか最近うまく回らない…」と感じることはありませんか? 私たちのチームも、プロジェク…

スクラムガイドを読む前に知っておきたい基本の考え方

こんにちは。処方箋データ連携チームのエンジニアリングマネージャーをしている吉田です。 普段はスクラムマスターとしてチーム開発に携わっており、スクラムを日常的に実践しています。 また、社内の「アジャイル研究会」にも参加しています。研究会では、…

エンジニアが Professional Scrum Master を受けてみた

処方箋データ連携チームでエンジニアをしている岩佐 (孝浩) です。 カケハシには「岩佐」さんが複数名在籍しており、社内では「わささん」と呼ばれています。 先日、Professional Scrum Master (PSM) I と II の認定試験を受験し、無事に合格することができ…

組織の一体感を育み、テキストだけでは伝わらない温度感を届ける。社内ポッドキャスト開始しました

こんにちは、技術広報の櫛井です。普段は@941というHNでインターネットで活動しています。 カケハシの開発組織で技術系の情報発信や登壇支援、イベントスポンサー窓口など技術に関わる各種企画を担当しています。最近はこのKAKEHASHI Tech Blogの更新をもっ…

ちょっとした質問でいきいきしてきたデイリースクラム

こんにちは、椎葉です。カケハシでVPoT(VP of Technology)をやっています。技術的な視点で現場と経営をつなぐ活動の一つとして、実際にチームに入って開発業務をサポートしています。今日はその中のひとつの事例を紹介します。 Pocket Musubiチーム 今年の…

ドメインの壁を超えて“自然な交流”を実現するオフサイトの工夫と裏側

こんにちは、Musubi AI在庫管理チーム エンジニアの大村と、Musubiアカウント管理基盤チーム エンジニアの五十嵐です。 私たちは先日、カケハシのSCMドメインとPlatformドメインの合同オフサイトミーティングを企画・運営しました。 ドメイン間の壁を越え、…

みんなの熱量を熱狂に!VPoTになりました

こんにちは、椎葉です。2025年3月にVPoT(VP of Technology)に就任しました。しなやかな医療体験の実現に向けて、カケハシの技術全体を見ながら取り組んでいきます。今回は、どうしてVPoTという役割が生まれたのか、実際に何をやっているかについてお話ししま…

生成AIプロダクトチームを新たに組成する際に抑えたい3つのポイント

こんにちは、生成AI研究開発チームのエンジニアリングマネージャーの鳥越です。最近の生成AIのお気に入りの使い方は、好奇心旺盛な小学生の息子の不思議な質問を一緒に聞くことです。「四天王があるのに、五天王がないのはなぜか」「工事現場には春日部ナン…

薬局DXをリードするカケハシは社内で生成AIをどのように活用しているのか?

生成AI研究開発チームのainoyaです。この記事では、カケハシが社内で生成AIの活用をどのように推進しているかについて紹介いたします。私は、この活動を支える「生成AI活用研究会」のリードを担当しています。 ※研究会は技術を軸とした社内コミュニティで技…

CTOを引き継ぐということ

カケハシ Advent Calendar 2024の25日目の記事になります。 こんにちは、カケハシでCTOをやっているゆのん(@yunon_@phys)です。 様々なスタートアップやベンチャーでCTOの肩書を持った方が、入れ替わっているのを観測しています。かくいう私も、創業メンバー…

技術戦略策定のリアル:カケハシの開発組織が歩んだ軌跡と、戦略の策定プロセス

カケハシ Advent Calendar 2024の24日目の記事になります。 今年は、開発組織のビジョンと技術戦略を策定しました。本記事では、カケハシの開発組織が歩んできた軌跡を振り返りながら、技術戦略を立案するに至った背景やプロセスを詳しく紹介します。 対象読…

久しぶりに転職してわかった企業文化とオンボーディングプログラムの重要さ

この記事は カケハシ Advent Calendar 2024 の 22日目の記事です。 adventar.org こんにちは、カケハシで技術広報を担当している櫛井です。 2024年の6月にカケハシに入社したので半年が経過しました。20年ぶりの転職だったので、今回の記事では久しぶりに転…

大規模チームのミーティング時間を大幅に削減したことと、これからやっていきたいこと

こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2024 の 16日目の記事になります。 adventar.org こんにちは!エンジニアリングマネージャー(以下、EM)の小田中(@dora_e_m)です。11月より、新規プロダクト開発を主なミッションとするチーム"yabusame"に加え、…