はじめまして、カケハシで採用広報を担当している上野です。
今回、2023年の春から担当してきた採用広報専任としての取り組みをアドベントカレンダーとして公開するべく、筆を執ることになりました。よろしければ、お付き合いいただけたらと思います。
「カケハシ」を知ってもらうべく、採用広報チームを立ち上げ
まずは、簡単に自己紹介をさせてください。わたしは、2021年の4月にカケハシにジョインしました。当時は、2年ほどエンジニアリクルーター兼HRBPというかたちで、採用に従事。入社当初の課題は、カケハシという会社を候補者がなかなか知らないことでした。
というのも、Tech Blogや自社採用サイトなどが当時はまだ存在しておらず、カケハシからの情報発信がなかなかできていない状態だったのです。ですので、そのときは、エージェントさんにカケハシがつくる世界観を通して、私たちの会社を知ってもらう”草の根運動”を行っていました。
それから半年後、現場のエンジニアが有志で集い、Tech Blogを立ち上げ。メンバーの厚意で始まった取り組みですが、今期で3年目を迎え、今年のアドベントカレンダーもあっという間に全日埋まるほどの熱量に(あまりに凄まじい勢いで、Part2の募集をかけるほどにもなりました)。
そういった流れを経たことで、ますます採用広報の必要性が高まり、わたしは2023年3月に新設された採用マーケティングユニットの専任担当者として従事することに。現在は、大好きな開発組織の「推し活」に誠意携わる毎日です。
技術広報の知見がなかなかなく、毎日が学びの連続ですが、エンジニアのみなさんやチームの立ち上げを担当してくれたマーケティングチームのリーダーの助けを得て働く日々を過ごしています。技術広報として走り抜けた、今年の取り組みをこれから振り返っていきたいと思います。
2023年、採用広報として取り組んだこと
- 登壇・イベント
- Henryさんとのイベント
- Developer eXperience Day
- Developers Summit 2023 Summer
- PyCon
- キャリア座談会
- Techplay
- shippioさんとのイベント
- Regional Scrum Gathering Tokyo
- 勉強会
- Techblog勉強会
- 和田卓人さん(@t_wada)勉強会
- コンテンツ
- noteblog(プロダクトやサービス紹介)
- Podcast
- サーベイ
- カジュアル面談フォームの改修
- 何のイベントから流入があったかを計測
- 興味を持ったコンテンツは何か
- カケハシを知っている割合の推移を計測
- 回収した情報を社内へFBし、感謝を伝える
- 各コンテンツが採用へ繋がったことを可視化
- カジュアル面談フォームの改修
採用広報チームの立ち上げ初年度ながら、多くの取り組みに携わった1年になりました。スポンサー登壇、ブース出展など初めてのことばかりだったので、一つひとつの準備に時間がかかり、細かな作業に多くの時間を費やしたような気がします……。
そういったなかでも、ただタスクに追われるばかりではなく、イベントを実施するたびにタスク一覧をつくったり、振り返りフォームをつくることで、走りながらもノウハウを残せるような動きを意識しました。もちろん、一人では手が回らない点もあったので、チームメンバーの協力を得ながらノウハウ化できるような工夫を行っています。
初めての取り組み
ほぼすべての取り組みにおいて、カケハシでは初めて行うものだったので、手探りななかでの進行になりました。中でも、とりわけ印象的だったのが、PyCon APAC 2023に参加した際に行った、ノベルティ制作の取り組みです。
【制作したもの一覧】
- お薬袋に入れたラムネ
他社との差別化ができたり、プロダクト説明への流れが作りやすくなった - メモ帳
中面にTech Blogやプロダクト、採用サイトのQRコードを入れてサイト遷移を促す仕様に。細かい説明は記載しなかったので、口頭での解説が必要になり、少し反省点は残る結果に。また、社内の薬剤師さんと一緒に、プロダクトに関わるトリビアクイズを仕込んだ。会社を紹介する際のきっかけづくりになり、効果は◎ - トートバック
イベントで多く配られるものの一つなので、気合いを入れていたが、サイズやデザインは次回に向けて課題が見えた。会場内で一番大きなバッグが一番目立つ(すべての荷物をそこにまとめるので)のだなと、改めて実感……! - ステッカー
グッズの定番であるステッカーもしっかりと用意!
採用広報を1年間やってみて
とにかく、がむしゃらに走りながら実践する、考える、を繰り返してきた2023年。改めて振り返ると、たくさんの気づきがありました。
ポジティブに感じたこと
- 現場と一緒に盛り上げていけた🎉
- 特にTech Blogチームには感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです(mm涙)
- 社内の協力者や相談できる相手が増えた👐
- エンジニアさんをはじめ、会社のブランディングをしているチームの編集者やデザイナーのみなさん、広報、マーケティングチーム、薬剤師のみなさんに助けてもらった✨
- HRBPとしても、社内でチームを超えた交流が生まれたことが非常に嬉しい❤
- 社外の採用広報の方にもお会いできる機会が増えた👀
大変だったけれどがんばったこと
- 初めて取り組むことが多く、最初は何をするにも時間がかかってしまった
- 知見がない(非エンジニアであり、非マーケターである)ので、とにかくキャッチアップ量が多い……!
- エンジニア採用を担当していたので少しは理解していたと思っていたが、イベントに対する考え方、取り組み方が異なることもあり、すり合わせるために時間をつくる機会が多かった
- 技術広報やアウトプットのトレンドがどんどん変わっていく
- 実施施策の効果測定や成果の出し方が難しい(し、今も悩む)
- 予算承認者もエンジニアカルチャー出身ではなかったので、協力を仰ぐためのコミュニケーションを多めに取るようにした
- 社内の温度感を上げるため、施策一つひとつに興味を持ってもらう形で定期的に出していく必要があった
未来への話
いろいろと書きましたが、結局は大好きなカケハシの開発組織の推し活なので楽しんで取り組めた1年でした。チームは形を変えて来年もさらに発展していく予定なので、技術広報につよつよな、エンターテイナーな方々と新しい出会いや発見をしながら楽しんでいけたらと思います。
さて、年明けは1月10日からスタートするRegional Scrum Gathering Tokyo 2024にもブース出展しておりますので、ぜひ遊びにきてください。それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!