KAKEHASHI Tech Blog

カケハシのEngineer Teamによるブログです。

カケハシで筋トレをした1年とスクラムフェス大阪2023登壇のふりかえり

こんにちは! AI在庫管理で開発ディレクターをしている、兼平という名の🐷が好きなものです。
この記事はカケハシ アドベントカレンダー part2の6日目の記事です。
去年筋トレしたくてカケハシに転職した という話を書いてから1年が経ったので、これまでの筋トレの日々をふりかえりたいと思います。

一緒に筋トレしてくれる仲間が増えた!

プロダクトのPMFを目指すフェーズの中、日々メンバーも増え、なかなか状況が追いきれずに1人で悩むことも多い日々を過ごしていました。 そんな中、2月に同じロールで自分よりツヨツヨでマッチョな同僚さんがjoinしてくださり、フィードバックをもらうことでトレーニングが加速していきました!

フィードバックで気づけたこと

仕掛りが多すぎることの弊害を知っていたはずなのに、自分のやることリストに仕掛りをたくさんためていたり、個人のふりかえりが出来ていないことに気付かされました。 その結果、人は余裕がない時には、わかっていることを実行できないことを学びました。

その上でトライしたこと

色んなフィードバックや、同僚さんと一緒に活動する中で、私自身も以下のようなトライを続けていきました。

  • 重要度と緊急度を分けて考える
    • 開発ディレクターとしての仕事の優先度を整理
    • MVPを意識して小さい取り組みにサイズ調整する
    • 組織変更も可逆的に進めるように動いた
    • Epicのサイズ、ユーザーストーリーのサイズを小さくする活動をした
  • みんな余裕がない上で行動している、という前提にたって動く
    • 時間管理の可視化を代わりに実施
    • 苦手な大人数のカレンダー調整
    • 一時的にスクラムイベントを止めても、スプリントのリズムを維持する支援
  • 自分やメンバーのコンテキストスイッチもコストだと認識して進める
    • 着手している開発に直接関わらないMTG時間を可視化
    • 取り掛かるEpicの数を絞って進めた

列挙するとシンプルに見えますが、現場ではフラットな関係性の中、自分の仕事の価値を自分で証明しないといけないプレッシャーもあったため、意識したことが成果に繋がったかを表現出来ず苦しみました。
また、後から入ったはずの同僚さんがガンガン物事を進める様を間近に見ることで、何故先に入っている自分ができていないのか、と比べて落ち込む日々でもありました。

スクフェス大阪で軌跡の外部発信

トライを続けていく中で、自信を失い自己肯定感が持てなくなっていく中、同僚さんにいきなり、「今の頑張りを外部発信してみたら?」と言われました。
「自分は何も出来ていないのに!」と全力で否定したにも関わらず、
「これもやれてるし、出来ることも増えたし、成果も上げてるじゃん!」と言われながら、一緒にスクラムフェス大阪のプロポーザルを書かされ、納得できないまま提出してしまいました。

当初は20分の予定でプロポーザルを出しましたが、採択後にトラックのオーナーの方から
「せっかくなので45分にして、三河トラックのクロージングキーノートでいきましょう!」と提案いただきお受けすることに…
内心では、「20分でも話せるのか?何かの成果ではなく、自分の理解が薄いまま進めたことを伝えて、誰かの役に立つのか?」と登壇時間が45分になったことで不安がさらに大きくなりました。
それでも、登壇資料もMVPの繰り返しでイテレーティブな状態を目指して作り上げ、なんとか登壇をやり遂げました。

登壇した結果、その場で勇気をもらったと声を出してくださった方がいたり、後日、社内で見てくれた人からもよかったというお言葉をいただきました。

登壇は下記Youtubeからご覧いただけるので、ご興味あればどうぞ🐷
www.youtube.com

登壇したことで明確になったカケハシでの学び

これまでの経験で、学んだことは下記の3つです。

①自信がないことでも公開することで、ハードルが下がり、周りの誰かを勇気づけられることがある

今回の登壇でもそうですが、去年社歴が浅い時点で書いたアドベントカレンダーも、ハードルを下げることで誰かの役に立てば、と思い書きました。
前日に書いた同じチームの梅田さんの記事は、人生初のテックブログにも関わらず、
「去年の私のブログでも大丈夫なんだから、絶対大丈夫!」と煽ったら書いてくれました。
その際、「🐷さんのブログをみて、自分も自由に書いて良いんだと思えた。」と言ってくれたのです!
1年越しに誰かの背中を押すことができることもあると知りました。

②自分の成長を他の人と比べるのはまじで意味ない

ジムにきて、自分よりマッチョな人が、自分より重いものを持ち上げているのを見て凹みますか?そんな必要はないですよね。
特にカケハシはムッキムキのマッチョがたくさんいるので、ついつい比べてしまい、自分のガリガリ具合に落ち込んでしまうこともたくさんありました。
でも、自分よりムキムキな人が重いものを持ち上げることが出来るのは当然ですよね。
過去の自分より、今の自分が重いものを持ち上げられるなら、それでよいのでは?
攻めたことない部位に刺激を入れて、筋肉痛が出る、その結果ちょとでも筋肉が太くなるなら最高なのでは?
そう思えるようになりました。

③よいフィードバックは受け入れたほうがいいということに気づいた

自分に自信がないことを肯定するために、他人からの前向きなフィードバックを受け入れない、という指摘をいただいていたのですが、受け入れることで自信に繋がることがわかりました。
また、相手の素直な気持ちを受け入れないことが、相手の想いを拒否してしまうことにも気づきました。

今頑張っている筋トレ

今は足りていないと思う自分の経験値を増やしながら、目的が明確な状態で一つ一つの物事を進めたり、できる限りすれ違いを防ぐため、現場にいる人と対話を進めています。
そういった活動を続けつつ、一人でも客観的に判断しながら進められるように練習しています。
そのうえで、得られた良いフィードバックは積極的に受け入れて自分の自信に繋げるようにしています。

最後に

カケハシには、目標になる強さを持ちながらフィードバックをくれる同僚や、自分以外の誰かを助けることが大切だと考えてる人が集まっています。
この環境を活かして筋トレを継続し、マッチョになることで、
みんなが自分で自分の人生を掛けるだけの価値があると思える開発環境を作って行きたいと考えています。