5/25にDatabricks Japan社にて報道関係者を対象とした同社の2023年度の戦略発表会が行われました。
光栄なことに、我々カケハシもDatabricksの1ユーザーとしてその場に同席し、カケハシにおけるDatabricksの活用事例の講演の機会を頂きました。
会社を代表してデータ基盤チームのメンバーで参加してきましたので、当記事ではカケハシの登壇部分を中心に戦略発表会の様子をレポートをさせて頂きます。
戦略発表会の概要
1. Databricks Japan社の発表
Databricks社の日本国内における同社の人員増強や市場認知の向上の方針の発表に加えて、データレイクハウスを支えるコアテクノロジーの紹介が行われました。
カケハシ以外の講演内容の詳細はこちらの記事をご覧ください。
カケハシとしては、今後の我々のデータ関連事業におけるテクノロジー基盤の中心がDatabricksになることは間違いないと言えるため、Databricks社が今後より一層日本市場に向けて注力していく旨の発表が聞けて嬉しい思いです。
2. ユーザー企業の事例紹介
Databricks社の発表に加えて、AGC株式会社様とカケハシがユーザー事例の講演を行う形となりました。
AGC株式会社様の最新の活用事例は同じDatabricksユーザーとして参考になる内容ばかりで、興味深く拝聴させて頂きました。
カケハシの講演部分
ここからはカケハシの講演部分について詳細に記載させて頂きます。
今回会社を代表してデータ基盤チームのマネージャーの松田健司が登壇してくれました。
発表内容としては、Databricksのレイクハウスを運用する上でのデータガバナンスの機能面にフォーカスし、その優位性や実際に導入して得られた効果を紹介させて頂きました。
秘匿性の高い医療データを扱うカケハシにとって、全社的なデータガバナンスの領域は最優先でエンジニアの工数を投じており、データプラットフォームの技術選定時にも特に重視したポイントの一つになります。
筆者もDatabricksのUnity Catalogを中心としたデータガバナンス・データマネジメントの機能は、基盤チームの開発者体験を飛躍的に向上させてくれていると感じますし、データ基盤をより安全に整備できる優れた機能だと思っています。
また、データガバナンスに加えて今後のカケハシのデータ活用の展望についても発表させて頂きました。 ガバナンス面は引き続き強化しつつ事業面でのデータ結用の施策も進めていく予定です。
- 医療機関の相互データ連携
- データガバナンス強化
- 事業成長に合わせた組織マネジメントの変革
今回の講演資料はこちらに公開しておりますので、よければご覧ください。
最後に
カケハシでは会社のミッションの実現のために今後もDatabricksをより活用していきます。定期的に活用事例やノウハウも発信していきますのでご期待ください。
以上、Databricks Japan社の戦略発表会の参加レポートでした。
文責:大木康平(データ基盤チーム データエンジニア)