KAKEHASHI Tech Blog

カケハシのEngineer Teamによるブログです。

カケハシをデータドリブンな組織に!全社横断的なデータ基盤を組成しました!

こんにちは、カケハシでデータ基盤チームの開発ディレクターをしている松田です。

2022年に、「カケハシはデータについて本気で取り組んでいくぞ!」と意気込み、 全社横断的な組織としてデータ基盤チームを組成しました。

今回はそのデータ基盤チームについてと今後の取り組む重点的課題について紹介して、 本気度を感じてもらえればと思っています。

全社横断的なデータ基盤チームfumidonoの誕生

今までのデータ基盤チームは、Musubi Insightを開発するプロダクトチームと同じチームに属しており、Musubi Insightにデータ提供をすることがメイン業務でした。その傍らで全社的なデータ利活用の支援観点でRedashの運用をしていました。

当初は、顧客にBIツールを提供しているチームのもとでデータ処理に責務を持ちバリューを発揮していたのですが、全社的なデータ利活用推進にほとんど力を避けていないといった課題感がありました。また、Musubi Insightチーム以外にもデータ利活用したいチームやプロダクトが続々と増えたが、人手不足であったり、Musubi Insightの機能開発が最優先であったため、対応しきれないといった課題も出てきました。

そこで、データ基盤チームをMusubi Insightチームから独立し、全社的横断的なチームに位置づける事で、他プロダクトやチームのデータ利活用を支援するチームへと編成しました。具体的に、Musubi Insightチームは、薬局経営と業務に関わるデータをBIツールを介して顧客に提供することで、薬局経営者の意思決定をサポートする役割を担い。データ基盤チームは、全プロダクトと社内のデータをカケハシ社員にデータ基盤提供して組織のデータ利活用を推進することで、全社員の業務をサポートする役割を担うことになりました。

カケハシでは、開発チーム名にローマ字の大和言葉で命名する風習があるため、カケハシのデータストアーを担うということでfumidono(書殿)チームとMusubi Insight時代から呼ばれていたのでそのまま名前を拝借し、新生fumidonoが誕生することになりました。

fumidonoのチーム構成

元々fumidonoチームには前任者がいて、私と一緒にチーム組成のために動いていたのですが、残念なことに8月いっぱいで退職されたため、チームの独立はできない状態でした。そこに待望のデータエンジニアの採用が決まり、2022年1月に入社予定であったため、そのタイミングからがfumidonoチームを始動することになりました。

チーム構成は、開発ディレクターは私が、データエンジニアは新入社員の方が責務を担い、業務委託の方と他チームの兼務の方にもサポートいただく形で計4名の小さなチームですすめることになりました。 「実践的データ基盤への処方箋」の書籍に則り、以下の図のデータ組織の構成をとり、採用活動も進めていくことになりました。 現段階では、データエンジニアとデータスチュワードの方も絶賛募集中となっています。

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チームのミッションステートメントとバリュー

入社した方と話し合いまずはチームのミッションステートメントとバリューを決めようということになり、Googleのre:Workを参考にして、1日使って2人で話し合いました。お互いの今までの経歴や価値観をすり合わせ、会社のミッションやバリューについて解釈を共有しながら、納得いくまで議論をしました。 その結果、ミッションステートメントとバリューは以下のように定まり、チームとして一体感がでて、はじめの一歩が踏み出せました。

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2022年上半期の重点課題と方針設定

ミッションステートメントが決まったので、次は今期の方針設定のために課題を整理しました。

現状、Redashを用いてヘルススコアの導出やプロダクトのKPI策定などのデータ利活用されています。しかし、一部のチームや社員に留まっており、まだまだデータドリブンな組織には程遠いです。初期の段階である、データを利用することで業務がどう変革されるか全社員にあまりイメージができていない、つまり、DXの第2フェーズのデジタライゼーション化されていないと考えています。そのため、まずはデータの価値を実感してもらい、「データは業務を変革する!」という意識付けを最優先事項にしました。それに加え、データの利用者も今後増えてくるのでデータ基盤を整えて利活用しやすい環境を構築することも追加しました。 そこで、2022年の上半期のチームの方針として、以下3つを定めました。

  • ダッシュボード化を行い、情報共有のための定型業務の工数削減
  • データドリブンなプロダクトの意思決定で、サービスの価値向上
  • データ基盤を整備し、データ基盤の品質向上とデータ提供業務の効率化

ダッシュボード化を行い、情報共有のための定型業務の工数削減

従業員の数が増えたことにより、いろいろなところで情報共有系の定例Mtgが開催されるようになりました。 その定例Mtgのために、契約数や採用人数などの数値をExcelで弾いており資料作成に人的工数がかかっています。 また、会議が開催されるまで数値を見ることができないため、気になったらいつでもリアルタイムで見られないといった問題もあります。

まさしくそういった課題はデータが得意とする領域で、ダッシュボード化などで解決できると思っています。 そして、工数削減は価値がわかりやすく、その解決がデータドリブンな組織へ昇華するはじめの一歩になると考え設定しました。

データドリブンなプロダクトの意思決定で、サービスの価値向上

カケハシでは複数のプロダクトを顧客に提供しており、どのプロダクトもユーザーヒアリングをしながらプロダクト開発をしています。 嬉しいことにプロダクトを利用者が増えてきたのですが、ヒアリングだけだとどうしても一部のユーザーの要望に引っ張られてしまい、知らず識らずのうちにプロダクトの全体最適化から遠ざかってしまう問題があります。また、「実際にリリースした機能が本当に利用されているか?」、「プロダクト開発はこの方針で本当に問題ないのか?」なども定性的な情報だけでは判断つかない場面が出てきました。 プロダクトをより良くしていくためには、確からしさをはかるプロダクト指標や機能リリースの仮説検証するデータ分析は必須になってきます。

データ基盤を整備し、データ基盤の品質向上とデータ提供業務の効率化

今のデータ基盤環境はお世辞にもあまり使いやすいとは言い難く、利用者のスキルセットや経験に依存しているところが大きいです。 具体的に

  • メタデータが存在しないためどこにどんなデータがあるかわからない
  • セキュアなデータ提供をしているため閲覧制限が厳しい
  • ユースケースやデータのSLOがまとめられていないため品質が定められていない
  • 属人的な実装や技術負債が溜まっているため開発効率がわるい

といった課題があり、利用者にとってはデータ利活用のハードルが高かったり、fumidonoチームとしてもデータマネジメントができていないです。また、データ提供も現在2人体制でやっているのもあり、スピード感には欠けるため最新のリリースした機能ののデータ分析ができない状況です。

そのためには、DWH導入により利用者にとってカジュアルに利活用できるようしたり、ガイドライン策定や必要な情報を管理することでデータマネジメントを整える必要性があり、よりデータの民主化に貢献できればと思い設定しました。

まとめ

今回は、データ基盤チームについてと今後の取り組む課題や方針について紹介しました。 今後のカケハシの成長にはデータは必須要項であり、今年から全社的にも本腰を入れてガチで取り組むことになっています。 データドリブンな組織を目指して、一緒に働いてくださる方はぜひ仲間になっていただきたいと思っております。