KAKEHASHI Tech Blog

カケハシのEngineer Teamによるブログです。

カケハシでは日本の医療を変えるプロダクトをより強化していくリーダーを求めています。

ヘルステックスタートアップであるカケハシは、シリーズDで累計150億円の資金調達を実施しました。

プレスリリースにもあるように、新技術への投資や事業推進を見据えた人材への投資を積極的に実施します。組織基盤の強化やプロダクトの拡充による当社プラットフォームの拡大を加速し、次世代ヘルスケアの推進を通じた日本の医療課題解決を目指します。

 

難しい、でも誰かがやらなきゃいけない医療という社会課題の解決

少子高齢化が進むにつれて、日本の医療需要は増加の一途をたどっています。それに伴い、国の財政構造における社会保障費の割合は膨らむ一方。解決の見えないこうした財政構造の課題を背景に、国民皆保険制度を基盤とする日本の医療制度は、もはや持続可能性を失ないつつあります。この国の医療を、いかにして未来へとつないでいくか。大きな課題の根源にあるのは、日本という国の社会システムが抱える構造的課題に他なりません。

そのひずみは医療の現場にさまざまな形で表出しています。例えば、ジェネリック医薬品の供給不足は深刻な社会問題になっています。ジェネリック医薬品の利用促進は医療費抑制という喫緊の課題に対する一つのソリューションであるものの、メーカーの収益構造、需給情報の不明瞭性など、さまざまな要因によって安定供給が妨げられています。この問題は単に製薬メーカーや医薬品卸側の努力で解消するものではなく、産業構造やルールの抜本的な見直しが必要です。

 

また、生活習慣病など慢性疾患の患者による「治療離脱」も大きな問題です。 患者が自己判断で服薬を中断したり定期的な通院をやめてしまったりするケースは想像以上に多く、病状が進行し重症化した場合、必要となる医療費は爆発的に増大します。改善のためには、国が重要な方針として掲げる「患者中心の医療」をいかに実現するか。画一的な医療サービスではなく、患者一人ひとりに最適化された医療を提供するための新たな仕組みが求められています。


こうした
複雑に絡み合う構造的な課題に挑み、明日の医療の基盤となるエコシステムの実現に貢献することが、カケハシのミッションです。

 

事業・サービス開発をリードするコアメンバーを求めています

カケハシの開発組織は約180名のエンジニアやPdMが所属しており、次の時代を支える持続可能な医療の実現に向けて開発を続けています。


SaaSスタートアップとしての準備段階を経て、いよいよここから“フェーズ1”の本格的な事業展開が始まります。大きな節目となるFY25の重要テーマとなるのが、新たな事業・サービス開発を牽引するリーダ層の圧倒的強化です。


これは単なる「増員」ではありません。私たちが求めているのは、未来の医療システムの「設計者」です。完成された組織に参加するのではなく、これからのカケハシを、そして未来の医療を、共に創り上げていくコアメンバーを探しています。

 

開発組織が求めている人物像

医療に関わる社会課題に向き合っているカケハシでは、このような方と一緒に働きたいと考えています。

  • 課題や構造化・抽象化し、解決までオーナーシップを持って進める推進力がある
  • 現場課題やステークホルダーとの調整などフィジカルな課題解決にも積極的に踏み込んでカタチにできる、突破力がある
  • 生成AIなど最新技術を活用しながら、情報管理やシステムの安全性を担保し、効果的に業務を改善できる

もし、あなたが「決められたものを作るだけでは物足りない」「自分の手で、事業や組織をダイナミックに成長させたい」「社会に大きなインパクトを与える仕事がしたい」と考えるなら、カケハシは最高の舞台になるはずです。今までの経験を新たな領域で活かしたい方はもちろん、よりハイレベルな課題解決にチャレンジしたいという、ポテンシャルベースで次のステージをお考えの方も大歓迎です。

 

特に注力しているポジション

現在、特に注力して採用を進めているポジションは以下の8つです。
どのような魅力や面白さがあるのか要件とともに、募集する各ポジションで「あなたが何に挑戦できるのか」をご紹介します。

 

エンジニアリングマネージャー

事業の急成長を牽引する、最強のエンジニアリング組織をその手で創り上げる

  • 組織の「設計者」になる: 決まったやり方をなぞるのではなく、短期的な成果と中長期的な成長を両立させる「理想のエンジニアリング組織」を、あなた自身が設計し、構築していく経験が得られます。
  • カルチャーを醸成する: 既存メンバーの才能を最大限に引き出す育成プランや、未来のコアメンバーとなる外部からの採用戦略をリードし、カケハシのエンジニアリングカルチャーそのものを関連部署と共に創り上げていきます。
  • 事業成長の舵を取る:QCDS(品質・コスト・納期・安全)の優先順位を見極め、複雑な制約の中でビジネス価値を最大化する意思決定をリード。あなたの判断が、事業の未来を直接左右します。
  • 業界のオピニオンリーダーを目指す: あなたが築き上げた組織やカルチャー、そして技術的挑戦を、登壇や執筆活動を通じて社外へ発信。カケハシの顔として、業界全体のプレゼンス向上をリードしていくことにチャレンジできます。
  • これらを実現するのは、容易なことではありません。カケハシのEMにはEMの4象限のうちプロジェクトマネジメント・ピープルマネジメント・テクノロジーマネジメントの深い経験、高いスキルが求められます。プロダクトマネジメントについても、プロダクトマネージャーと連携しながら技術課題に落とし込むミッションがあります。決して簡単な仕事ではありませんが、だからこそ挑戦しがいのあるロールです。

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バックエンドエンジニア

日本の医療を支える、高信頼・高可用なプロダクトの心臓部を担う

  • 技術でプロダクトを牽引する: 単なる実装者ではなく、Webアプリケーションの技術選定や設計のリードを通じて、プロダクトの未来を技術的な観点から決定づける役割を担います。
  • 大規模インフラをコードで操る: AWSのポテンシャルを最大限に引き出し、TerraformやCDKを用いたInfrastructure as Code(IaC)を実践。堅牢性と俊敏性を両立したインフラを自らの手で構築・運用できます。
  • 「作る」の全工程にオーナーシップを持つ: 要件定義から設計、実装、テスト、そしてリリース後の保守・改善まで、プロダクトのライフサイクル全てに責任と裁量を持ち、一気通貫で携わることができます。
  • 開発の「速度」と「品質」を最大化する: CI/CD、監視、テスト自動化といったDevOpsプラクティスを自ら推進し、チーム全体の生産性を飛躍的に向上させる仕組み作りをリードします。

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機械学習エンジニアリングマネージャー

PoCで終わらない。機械学習を「社会実装」し、医療の当たり前を変える

  • 実用的なAIで社会課題を解決する: 「研究のための研究」ではなく、何百万人もの患者さんや医療従事者に実際に使われ、長期にわたって価値を提供し続ける機械学習プロダクトの開発・運用をリードできます。
  • AIドリブンなチームを育てる: データサイエンスとソフトウェアエンジニアリングが融合したチームを率い、仮説検証を高速で回しながら、本当に価値のあるAIソリューションを世の中に届け続ける組織と文化を構築します。

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顧客データ基盤エンジニア

医療データの力を解放し、新たな価値創造の源泉となるプラットフォームを構築する

  • プロダクトの「神経系」を設計する: 複数のプロダクトから集まる膨大な顧客データを、安全かつ効率的に活用するためのデータ基盤を設計・構築。あなたの作る基盤が、カケハシの新たな価値創造の起点となります。
  • 能動的な改善でプロダクトを進化させる: 既存の仕組みに疑問を投げかけ、より良いアーキテクチャや設計を主体的に提案・実装することで、プロダクトを継続的に進化させていくダイナミズムを経験できます。
  • ビジネスと技術の架け橋になる: プロダクトマネージャーやビジネスサイドと密に連携し、「何を作るべきか」という最上流から議論に参加。ビジネス要求を最適な技術的ソリューションに変換する能力が磨かれます。
  • エコシステムを構築する: 社内だけでなく、外部パートナーとのシステム連携をリードし、カケハシを中心とした医療データのエコシステム構築に挑戦できます。

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SRE (Site Reliability Engineer)

事業の急成長を支える「信頼性」の番人として、開発者体験を極限まで高める

  • 10倍のトラフィックに耐える未来を創る: PythonやAWS、IaCを駆使し、事業の急成長に耐えうるスケーラブルで堅牢なインフラを設計・構築。サービスの信頼性を技術で担保する、まさに守護神となっていただきます。
  • 「自動化」で開発を加速させる: CI/CDや監視、テスト自動化の仕組みを構築・改善し、開発組織全体がより速く、より安全に価値を届けられる環境を実現します。あなたの仕事が、組織全体の生産性をブーストします。

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事業責任者 / プロダクト責任者 / 新規事業責任者

カケハシの「次の柱」を創る。事業のCEOとして、未来の市場を切り拓く

  • 未来のロードマップを描く: 目の前の数字だけでなく、3年後、5年後を見据えた事業・プロダクトのグランドデザインを描き、経営陣やチームを巻き込みながら、その実現をリードする経験が得られます。
  • 複雑な航海の舵を取る: 専門領域の異なる多様なメンバー(エンジニア、デザイナー、セールス、CS)で構成されるチームを率い、複雑性の高い大規模プロジェクトを成功に導く、高度なマネジメントに挑戦できます。
  • 「次のリーダー」を育てる: 自身の担当事業を成長させるだけでなく、チームに所属するプロダクトマネージャーを育成し、カケハシ全体の組織力を底上げすることに貢献できます。
  • アライアンスで成長を加速させる: 自社だけでは成し得ない大きな成長を実現するため、外部パートナーとのシナジーを見出し、戦略的なアライアンスを企画・推進することができます。

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生成AIチームマネージャー兼プロダクトマネージャー

生成AIで、医療業界に革命を。未来のプロダクトを構想し、実現する

  • 業界の「ゲームチェンジャー」になる: 生成AIという最先端技術を用いて、既存の業務プロセスやプロダクト体験を根本から覆すような、新しい価値創造の先頭に立つことができます。
  • AI時代のプロダクトマネジメントを体現する: まだ誰も正解を知らないこの領域で、事業責任者に近い立場でプロダクト戦略を策定。エンジニアと二人三脚で、アイデアを具体的なプロダクトへと昇華させるプロセスをゼロから作り上げます。

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横断プロダクトオペレーションマネージャー

組織の「司令塔」として、プロダクト開発の生産性を最大化する

  • 事業成長の「OS」を構築する: プロダクト開発に関わる全部門(企画、開発、営業、サポート)がスムーズに連携し、一丸となって成果を出せるための最適なオペレーションフローやルールを設計・導入。あなたの作る仕組みが、組織全体のパフォーマンスを決定します。
  • 複雑な課題を解き明かす「航海士」になる: 複数の部門にまたがる、誰もが手を付けたがらないような複雑な課題の解決をリード。組織のボトルネックを発見し、解消することで、事業成長を加速させるダイナミックな経験を積むことができます。(ITコンサルタントやSIerでのプロジェクトマネジメント経験を、事業会社で直接活かし、成果をダイレクトに感じたい方に最適なポジションです)

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現在のカケハシの魅力

グループ全体で提供している製品は全国20%超の調剤薬局で活用されており、ユーザー薬局を通じて年間2500万人に及ぶ患者さんとの接点を支えています。薬局・薬剤師とともに多くの患者さんに価値を提供でき、患者さんの行動を変容しうる新たな医療プラットフォームの構築に貢献できることが我々の強みです。

 

私たちはまさに「文字通りの非連続な成長」の真っただ中にいます。レイターフェーズと見られがちなカケハシですが、実際は既存の大規模プロダクトの本質的な品質改善とともに、事業・サービスの0からの立ち上げが複数ライン走り、そこに積極的なM&Aも加わり……という、一つの会社のなかにシード・ミドルステージのスタートアップが入り混じっているような状況です。あなたの価値を最大限に発揮し、事業の成長に直結するチャレンジができる機会にあふれていると思います。

 

開発組織には経験豊富な技術広報担当者が専任でおり、外部発信のサポートをする環境が整っています。社内のコミュニケーションを活発にする施策や、技術力の向上、成長機会を得られる環境構築も積極的に行っています。

日本の医療を本気で変えたい、そして自らも成長していきたいと考えるエンジニアの皆さん。ぜひカケハシで、私たちと一緒にその想いを実現しませんか?あなたのWillとVisionが、カケハシの未来、そして日本の医療の未来と交差する日を楽しみにしています。



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カケハシで募集中の職種一覧、その他の情報はこちらから

recruit.kakehashi.life

 

技術戦略とその実現のための組織ビジョンについて、CTO・チーフアーキテクト・VPoTのインタビューも合わせてご覧ください

kakehashi-dev.hatenablog.com

 

生成AIをはじめとする最新技術を積極的に活用しながら、泥臭い部分にも積極的に向き合っています。生成AIに関する活動は KAKEHASHI Tech Blogで発信をしていますのでぜひご参照ください。

 

開発組織でどのような職種のメンバーがいるのかはKAKEHASHI Company Deckに掲載していますのでこちらをご覧ください。